【初心者向け】ドローンに関する法律と4つの基本操縦方法!

ドローン

 

「せっかくドローンを購入したから操縦方法を知りたいな…」

「操縦方法を知らずに人に迷惑掛けたくないしなぁ…」

「ドローンに関する法律についてよくわからないなぁ…」

と初フライトの前に不安を感じているドローン初心者の方向けに

この記事では、4つのドローン基本操縦方法と飛行させる前の注意点やドローンに関する法律についてご紹介します。

初めて飛行させる際に参考にしてみて下さい。

1.ドローンを操縦する前に知っておくべき法律について

どんな種類のドローンでも屋外で飛行させる前に必ず把握しておかなければならないいくつかの法律があります。

  • 航空法
  • 小型無人機等禁止法
  • 民事
  • 道路交通法
  • 電波法
  • 個人情報保護法

この中から航空法、小型無人機等禁止法、民事をご説明します。

【航空法】

航空法とは民間の航空機の航行の安全及び航空機の航行に起因する障害の防止などを目的とした法律。

◆航空法で制限されている空域

飛行にあたり国土交通省に飛行許可申請が必要な空域

(A):空港等の周辺(進入表面)の上空の空域

空港周辺や飛行機が離発着時に通る空域はドローンが飛行機などと衝突する危険性がある為、飛行が制限されています。

令和2年6月24日に「重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行に関する法律」が改定され、国土交通大臣が指定する空港の周辺地域(空港の敷地・区域やその周辺概ね300mの地域)の上空において、重さや大きさに関わらず小型無人機等の飛行が禁止となりました。

(C):150m以上の空域

地表や水面から150m以上の空域で飛行する場合も航空機などとの衝突の危険性が高い為、飛行が制限されています。

(D):人口集中地区の上空

人口が多く、家屋が密集している人口集中地区ではドローンが墜落した場合、人が怪我したり建物に損害を与える可能性が高い為、飛行が制限されています。

(B):緊急用務空域

令和3年5月10に無人航空機の飛行が原則禁止される緊急用務空域を指定できるように航空法が改定されました。これにより、無人航空機を飛行させる前に飛行予定空域が緊急用務空域に該当するか否かを確認するよう義務化されました。

※緊急用務空域についてhttps://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000198.html

◆航空法で制限されている飛行方法

③~⑧の飛行方法で飛行したい場合は国交省へ許可申請をして、国土交通大臣の承認が必要になります。

※無人航空機に関する航空法についてhttps://www.mlit.go.jp/koku/content/001414567.pdf

【小型無人機等禁止法】

重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律。

対象施設と300mの周辺地域の上空における小型無人機等の飛行を原則禁止となっています。

①:国の重要な施設等
  • 国会議事堂
  • 内閣総理大臣官邸
  • 危機管理行政期間(内閣府、国家公安委員会、各省庁)
  • 最高裁判所
  • 皇居
  • 政党事務所

②:対象外国公館

③:防衛関係施設

  • 自衛隊施設
  • 米軍基地

④:国土交通大臣指定の空港

⑤:原子力施設

※小型無人機等飛行禁止法について

https://www.npa.go.jp/bureau/security/kogatamujinki/

民法207条「土地の所有権は、法令の制限内において、その上下に及ぶ」

私有地の権利は地下と上空まで及ぶという内容で、上空に関しては300m以内までを土地所有者の権利になります。航空法によりドローンは高度150m以内までの飛行とされている為、土地の所有者の許可なく上空を飛行した場合、違法行為となります。

2.航空法適用外のドローン

重量が200g未満のドローンは模型航空機扱いになり航空法の制限を受けません。ただし上記でご説明した「小型無人機等飛行禁止法」には関係してくるので、対象の施設内及びその周辺ではたとえ200g未満のドローンであっても許可なく飛行させた場合は違反行為となりますので十分気を付けてください。

2022年に航空法が改定される予定になっています。2021年11月時点ではまだ詳細な改定案が発表されていません。

3.プロポのモード1とモード2について

「ドローンに関する法律は何となく理解できたかな!」

「そういえばドローンの操縦にモード1、モード2があるらしいけど、それって何なんだろう?」

ドローンはプロポと呼ばれる送信機で操縦します。

このプロポには「モード1」か「モード2」のそれぞれ異なった操作方法があり、操縦する前に設定をしなければなりません。

【モード1】

国内で主流となっているモードです。ドローン以前のラジコンヘリなどでよく使われていたモードで、慣れ親しんだユーザーが多くそのままモード1を選択するユーザーが多くなっています。

モード1は右のスティックでドローンを上昇/下降、左右の横移動を操作します。

左のスティックでは前進/後退、左右の回転を操作します。

【モード2】

海外でよく使われているモードです。ドローン初心者でも操作しやすいと言われています。

モード2は右のスティックで前進/後退、左右の横移動を操作します。

左のスティックでは上昇/下降、左右の回転を操作します。

モード1と2で比較するとモード2の方が右スティックだけで前後左右の操作ができるので、まず簡単な操縦を目指すのであればモード2がおススメです。

4.ドローンの4つの基本操縦方法


日本国内ではまだまだモード1を選択するユーザーが多いので、プロポの設定をモード1に設定した場合の基本操縦方法をご説明します。
【上昇/下降】
右のスティックを上に傾けるとドローンが上昇し、下に傾けると下降します。


【前進/後退】
左のスティックを上に傾けるとドローンが前進し、下に向けると後退します。


【左右横移動】
右のスティックを左右に傾けるとドローンがスティックに応じて左右に横移動します。


【回転】
左のスティックを左右に傾けるとドローンがスティックに応じて左右に回転します。

 

上記の4つの操作がドローンの基本的な操縦方法です。

ドローンを初めて飛ばす場合は、まず目の高さぐらいまでドローンを上げてプロポの動作確認をするようにして下さい。

また、機種によってはカメラにジンバルがついていることもありますのでカメラの動作確認も忘れずに行って下さい。

基本的な操縦方法に慣れれば、斜め移動や円を描くような移動など応用編にもどんどん挑戦していきましょう!

5.まとめ

  • ドローンを飛ばす前に知っておくべき法律
  • プロポのモードについて
  • ドローンの4つの基本操縦方法

ドローン初心者が初めて挑戦する前に知っておくべき法律と操縦方法についてまとめました。

ドローンを飛ばす際に航空法などいろいろな法律が関係してきます。

また2022年に航空法が改定予定となっており、ドローンを取り巻く環境も大きく変わると予想されています。

ドローンを飛ばす際は最大の注意を払い楽しいドローンライフを楽しみましょう!!

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